罰の意識は思いのほか効果的で驚き。だいぶ自制が利きますよ?
面倒なものをそれなりに抑え込めるようになったら、
なにやら普通の片思い的なスタンスに近いものになったような。
いやまぁ勿論色々と思うところはあるんだけど。そりゃね。
普通に話せたらそれだけで嬉しくなってしまったり。乙女か。
ここひと月を思えば真剣に嬉しいことです、いや本当に。
このひと月で失ったものを思うとちょっと自分死ねばいいよとか思いますが。
あそこからすぐにちゃんと頑張れればなぁ。本当に情けない。
それ相応に言っちゃいけないことを言われたりもしたとはいえ、
あそこで折れちゃ駄目だったよな、と思う。ああもう。泣きたい。
あそこまではまだ幸せだったんだけどなぁ。本当。
俺は本当に自分の馬鹿さ加減だけで何もかも失ってきてるな。アホだ。
今回で終わりにしないとな、うん。
彼女も俺を駄目にしたくて居なくなったわけじゃないし。
頑張れって言ってくれたし。ある意味遺言だし。
過去に生まれた言葉と想いに、今更だけど応えないと。
俺のこれからの為でもあるし、贖罪でもある。
罰を受ければ贖えるわけじゃないもんな、償わないと。
出来るなら、今いる君の傍でそうしたいけど。まずは過去に詫びよう。
それが叶ったら、それから。


今日不意に気付いた。人の想いが不変じゃないなら、
好かれて、嫌われても、また好いてもらえることもあり得るって。
改めて気付く気付かないなんて言うレベルの話じゃあないし、
一度見限られた相手に認められるのはゼロから始めるより大変だけど。
なぜか俺には盲点だったし、そうかって思ったらすごく嬉しかった。
「縁があれば、また」それが少し現実味を帯びたような気がした。
ああ、きっとまた。次はもっと良い縁を。
・・・人間て、とは言わないけど、
俺ってこんな無茶苦茶に人を好きになるような奴だったんだな。
面倒と言えばこの上なく面倒だけど、気に入ったのも本当。
まだ当分はこの恋を煩っていよう。この煩わしさ、嫌いじゃない。
・・・・・・邪魔にならないといいなぁ。