寂しいのも辛いのも悲しいのも苦しいのも失ったのも離れたのも、
触れることも言葉にすることも許されなくなったのも、
全部全部全部全部俺のしたことに対して与えられた罰。
弱くて狡くて情けなくて、言葉や想いに姿勢が追いついていなかった俺への罰。
期待に応えられなかった俺への罰。傷つけてしまった俺への罰。
ちゃんと、守れなかった俺への罰。幻滅させ失望させた俺への罰。
だからもう嘆かないことにしよう。これは罰なんだから、受け入れないと。
どれだけ辛くても、ここから逃げ出しちゃいけない。
罪を犯したなら、罰から逃げてはいけない。全て自分が招いたものなのだから。
そう思うことにしたら何とかなりそうな気がした。
自分の所為なんだから現状を嘆いたりしない。だって自分の所為なんだから。
戒めとして受け入れよう。嫌ならもう二度と間違うな。
もう心底嫌だ。二度とこんなもの見たくない。絶対。
今現に起こっている分は罰だから受け入れるけれど、
もう次は絶対に間違えない。絶対嫌だ。絶対。
次はもう、絶対に。
だから今は、その時の為に力をつけよう。
いつかまた大切なものを得た時、ちゃんと大切にできるように。
もう失くしたりしないように。失望させたりしないように。
俺に誓う。君に誓う。
これは命題。もう二度と惑うか、くそったれ。
愛でも意地でも妄執でも構うか、くそったれ。
何の進展もなければ、そりゃいつかは風化して磨耗して消えていくんだろうさ。
人なんて、想いなんてその程度のモンだ。君がいなくなったように。不変じゃない。
それが事実でも、俺は最後の最後まで諦めない。
この気持ちが風化して磨耗し尽くして消えてしまう最後の瞬間まで。
後生大事に抱えてやる。絶対に絶対にって信じつづけてやる。
誰かの傍に居る資格、守るって口にする資格、愛してるって口にする資格、
いつか絶対手にしてやる。俺の為に、いつか、絶対。